day1:CERN(欧州原子核研究機構)の一般公開(SERNじゃないよww)
初日は、Citroenの新車をピックアップしたのが大体8時半くらい。荷造りして買い出ししてガス入れてってやってたら昼近くになったんで、目的地のCERN(欧州原子核研究機構)に向かう。
J-PARCや和光の理研とかの加速器一般公開に足を運んでる自分からすれば、”一度は行っておきたい”聖地の一箇所。
世界最大の衝突型円形加速器、日本のJ-PARCやSpring-8と比較しても周長27kmあるんだから訳が分からない
(ジュネーブ空港よりずっとデカイのがよく分かる)
で、CERNは一般向けに平日は一般公開(英語とフランス語)もやっていて、下記のサイトから個人/団体どちらでも申し込みできる。
当日はパスポートとかも必要ないのでほんとに気軽に。
https://visit.cern/tours/guided-tours-individuals
開催日の15日前から申し込み可能になるのだが、結構人気で気を抜くと埋まってる...なんてことがある
それと、アクセスが集中してるわけじゃないと思うけど、いつアクセスしても申し込みページに行くまでに3~5分はずっと砂時計クルクルしてます、スマホもPCもクルクルです。根気よく待ちましょう
当日は、ジャミラが襲いそうな広場の球体側に公共パーキングがあるので車はそこに駐車
33の数字がある建屋(MAPではMicrocosm)が受付になってるんで、申し込み方法(GroupかIndividual)毎に受付カウンターでビジターの掛け札をもらって開始時間を待つだけ。
一般見学の流れは集合場所脇でイントロダクションの映像を見てから、研究所敷地内の公開エリアを見学、その後はヒッグス粒子を発見したATLASの建屋に入れてもらい懐かしの3D眼鏡を用いた映像を見せられて質疑応答をして集合場所に戻る(もしくは現地解散)。
全行程で約2時間。敷地内のストリート名もアインシュタインが付くし、時間に関するジョークもみんなアインシュタイン絡み。さすが
研究員が持ち回りでガイドツアーの船頭をしてくれてるらしく、自分の時は14歳で物理学者になることを宣言したら母親に泣かれたという女性研究員がアテンドしてくれたww
それと、参加者全体の2~3割程度はかなり玄人な印象を受けた。GeV(ギガ電子ボルト)の意味も分かっていたし、『収集したデータはTensorflow等を用いて解析できたりしないのか?』みたいな質問も飛び交ってた
(結局のところ、データ解析に関しては傾向自体もこれっていうのが言えないから、研究者を集めて所見頼みってのが現状らしい。ヒッグス粒子だって確率的には見つけられたけど、詳しいことはこれからだしね)
受付の建屋(Microcosm)自体にも常設の展示スペースがあり、昔の設備や検出器の一部なんかが置いてたりもする。
データセンターやネットワークに関する展示もあったけど、収集するデータもまとまった実験一回で400億粒子/80TByteのデータ量になるっていうんだから、そりゃぁ媒体は磁気テープになるよね
目下の2つの課題は、1つ目がSteamのセールで購入だけして積んだままのSTEINS;GATEをプレイしていないこと。。。
日本ではFabLabだろうと大抵の場所・人間からは「セルン(SERN)ってシュタゲの?」って流れになってしまうので、日本に帰るまでにスムーズに返せるようにしなくては。
もう一つは(俺だけの課題じゃないけど)、この調子で日本経済がうつむき出すとILC(国際リニアコライダー)の建設がますます遠のいちゃうかもっていうのが如何ともしがたいなぁ。。